令和2年度開始にあたって(会長あいさつ)     竹内 脩 (高校19期)

 陽春の候、楠葉会会員の皆様には御健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。とは言うものの現実は新型コロナウイルスによる感染症が地球的規模に広がり、我が国においても爆発的感染を予防する観点から4月7日に緊急事態宣言が発布され、あらゆる社会的活動が制約される事態に立ち至っています。

 その影響のなかで令和二年度の同窓会総会は、残念ながら中止とさせていただきました。楽しみにしていただいていた皆様にお詫び申し上げます。また会報の発刊も二週間ばかり遅くなります。併せて御容赦のほどお願いします。

改めて困難な状況のなか皆様にはいかがお過ごしでしょうか。お見舞い申し上げます。また日ごろより同窓会の諸活動にお力添えをいただいておりますことに心より感謝申し上げます。

 さて母校の方は、松本校長の後任として枚方なぎさ高等学校より稲葉 剛先生をお迎えすることができました。稲葉校長先生のリーダーシップのもと母校の更なる発展に向け先生方一丸となって後輩たちの指導にあたっていただきますこと何卒宜しくお願い致します。

 ただ学校の方は、4月8日から臨時休校となり、入学式・始業式も儘ならぬうちに新年度のスタートを切らなければならなかったとのこと。授業はもとより部活動にいたる教育活動全般に大きな制約がかかることを案じております。教職員はもとより私ども同窓会を含む「オール畷高」の叡智と情熱を結集してこの難局を乗りきってまいりたいと存じます。

 昭和20年3月の入学試験が、おりからの空襲警報により中断となり、受験生全員が合格したことから、以後肩身の狭い思いをされたという話を聞いておりますが、今年度の新入生の皆さんは、難関の入学試験をみごとに突破された秀才・才媛です。入学式がなかった学年として畷高の歴史に名を残すことになりますが、その残念な気持をはねのけてこれからの3年間充実した日々を送っていただくことを祈念いたします。私共同窓生一同も微力ながら応援させていただく所存です。会員の皆さまの御理解御協力を重ねてお願いいたします。

 新型コロナの影響がどこまで及ぶか、先の見えない状況が続きます。皆様には、四條畷の地で鍛えた免疫力をもってこの危機を乗り切っていただきますよう念じ、令和二年度開始にあたっての挨拶とさせていただきます。

がんばりましょう!!

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